2008年9月18日、名東福祉会に新しい事業拠点「ロト」ができました。
ロトというのは天白ワークスが発足したときにできたパン屋さんの名称です。イタリヤ語の「ロトンド」から借用したもので「まるい」という意味です。
地域の中で角張らずに、和して生きれたらという思いでつけられた名前です。
今回、名東福祉会の集いの場として利用者と家族と地域の知的障害者福祉に関心のある人たちの「和みの場」として機能するために委員会が設置されました。
ロトの運営にあたって、家族会からの有志の積極的な参加者あり、運営について活発に研究がされ、発足にいたったことは誠に喜ばしいことです。
知的障害者が幸せに生きるためには、障害の本質について正しい理解と正しい支援方法が必要です。
そのためには日々気付きを重ね、改善を繰り返す努力も必要になってきます。
ただ、知的障害者の幸せのための努力は、歯を食いしばって行うというよりは、いつも笑顔でリラックスしながら行うべきであると思います。
お客様にとっても日常的な支援がどういったものなのかを肌で感じることができ、自然に地域に支援運動として広がっていくことにつながると思います。
私は理事長として「楽しい場をつくること」をお願いしました。利用者の方にとっても支援員の人たちにとっても、ロトに訪れるお客様にとってもロトが楽しい場になることを祈念いたします。