後援会プロジェクトの活動を紹介する際にお伝えしてきたメイト通信が、ついに出来上がりました。現在、各事業所で活躍してくださっているボランティアさんと、法人の家族会の皆さんにお渡ししています。記事を集めてくださったり、校正をしてくださったプロジェクトのメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
頑張って作った創刊号です。ご覧いただくことで、各事業所のことを少しでも知っていただき、興味や関心を持っていただけるきっかけになってくれるといいのですが・・・
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後援会プロジェクトの活動を紹介する際にお伝えしてきたメイト通信が、ついに出来上がりました。現在、各事業所で活躍してくださっているボランティアさんと、法人の家族会の皆さんにお渡ししています。記事を集めてくださったり、校正をしてくださったプロジェクトのメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
頑張って作った創刊号です。ご覧いただくことで、各事業所のことを少しでも知っていただき、興味や関心を持っていただけるきっかけになってくれるといいのですが・・・
12日午後から、メイトウ・ワークスでクリスマス会がおこなわれました。何日も前から楽しみにしていた特別メニューの昼食は、ロトのショコラケーキ付きという豪華版でした。今年は隣接する高針北保育園の園児を招待しました。恒例となったポケットの会の皆さんによる公演は、買い物体験が大人気で、どのパンを買おうかと皆夢中です。実習に来た金城学院大の学生さんによるピアノとサックスの演奏に合わせ、利用者サンタが園児にプレゼントを配りました。園児を招くということもあり、この会の準備には就労継続支援B型の利用者が設営準備や進行係を担っています。任された仕事を精一杯やろうとする姿は心打つものがあります。
園児を送り出した後に、もう一度利用者サンタが入場。今度はポケットの会さんから頂戴したお菓子と家族会からのプレゼントを利用者に配って回ります。家族会にはプレゼントだけでなく、食事作りのお手伝いから片付けまでありがとうございました。ポケットの会を始めボランティアさんが多数お手伝い下さり、皆笑顔のとても良いクリスマス会になりました。ありがとうございます。利用者やご家族、ボランティアの笑顔は職員の励みになります。今後ともご協力をよろしくお願いします。
本日は天白ワークスでは、クリスマス会が行われました。
ホワイトヘブンの皆さんのゴスペルあり、ゲームあり、家族会からのケーキありと、盛りだくさんの内容で楽しい一日を過ごしました。
普段作業をしている作業室も、飾り付けによって素敵な空間に様変わりして、皆さんの気分を盛り上げました。
また、今年も家族会の皆さんのフラダンスが披露され、利用者の皆さんと一緒になって楽しみました。
多くの皆様のご協力に感謝します。
本日、午後から後援会プロジェクトの集まりがありました。毎月第1火曜日の定例会となっています。以前にもご紹介しましたが、プロジェクトでは、ボランティアさん募集のための情報誌「メイト通信」を作ろうということでメンバーの方々が頑張ってくださっています。今日は、出来上がった「メイト通信第1号」の内容をメンバーで確認しました。出来栄えは上々で、あとは誤字脱字等を修正すれば完成です。年内発行を目指していましたので、目標クリアできそうです。まずは、いつも各事業所をお手伝いしていただいているボランティアさん、家族会の皆様にお届けします。
プロジェクトメンバーの皆様ご苦労様でした。次は第2号ですね・・・
今日はメイトウ・ワークスのある貴船小学区の防災訓練がありました。学区の防災訓練は休日に行われるので、普段は誘われないのですが、施設を貸し出した際、訓練のある事に気付き、飛び込みで参加しました。メイトウ・ワークスは町内の1次避難所にもなっています。多くの人が集まりました。前夜、長野県北部で大きな地震があったため、他人事と思わず真摯な態度で訓練にのぞめました。
今年度から、「めいとう総合見守り支援事業」が始まり、ひとり住まいの要支援者や障害者など、日頃の見守りや災害時を想定した避難支援活動が行われています。組長さんは毎年替わるので、その度に地域の要支援者や障害者を知っていただけます。地域の共助でいち早く安否確認と非難が行われれば、独り住まいの要支援者や障害者がひとり不安に震えることも少なくなるでしょう。一次避難所で説明を受けた後、要支援者(役)をリヤカーに乗せて貴船小学校まで移動、消火訓練や炊き出し、避難所設営などの訓練を体験しました。こうした日ごろの町内のお付き合いを大事にすることで、緊急時の共助につなげたいと思います。
11月14日(金)にはまなす利用者、ご家族、ボランティア、職員一同による交流会を開催しました。まず、国営木曽三川公園へ行き、晴天の空の下、元気いっぱいの班はせかせかと、のんびりが好きな班はまったりと公園内を散策しました。秋の遠足のシーズンで、小学生たちが大勢来ていました。
爽やかな風に吹かれたあとは、大宴会の地、三重県桑名市長島町にある名古屋市休養温泉ホーム松ヶ島へ。到着するなり時間がおしていたため、すぐに昼食をとりました。目の前のごちそうをあっという間に平らげてしまう人、ゆっくりと味わいながら食べる人、お母様の分までペロリと食べてしまう人、それぞれがそれぞれの食べ方で楽しんでみえました。そして、食事をとりながら、はまなす恒例のスライド作成委員会による、涙あり、笑いありの感動のスライドをみなさんで観賞しました。はまなすができて今年の10月で、ちょうど20年が経過しました。そこで、開所から現在までのスライドを振り返りながら、なつかしさがこみ上げてきました。20年前のみなさんのお若いこと、当時は利用者の方々の大半が10代後半でしたね。開所から今でもはまなすにみえる利用者の6人のみなさんに、全員で温かい拍手を贈りました。
次に、家族会からの20周年記念品目録の贈呈がありました。目録には小型テレビ、ポータブルDVDプレーヤー、ポータブルカーナビの豪華3点セットの品名が記されてありました。家族会の皆様、いつもはまなすのために惜しみないお力添えをいただき、誠にありがとうございます。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。
最後は、全員前に出てきて、またもやはまなす恒例のダンス大会です。スポーツ大会でも踊った「じゅげむダンスを」みんなで踊りました。音楽が流れると自然に体が動いて、とっても楽しかったですね。楽しい楽しい宴のひと時はあっという間に過ぎて、あとは帰路につくだけです。無事に一日の行程が終わり、はまなすに戻ってきた時は、心地よい疲れが・・・・・・。名古屋市身体障害者福祉連合会の障害者福祉バスの運転手さん始め、関係の皆さま、毎年福祉バスを利用させていただき、ありがとうございます。感謝でございます。
利用者の皆さま、ご家族の皆さま、ボランティアの皆さま、はまなすは21年目に向かって、また新たな気持ちで職員一同、日々の業務に励みます。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
ことしもレジデンス日進のあきまつりが11月22日(土)におこなわれます。本日、お知らせを配布いたしました。
恒例の家族会による昼食づくり、お抹茶、バザーや野方地区の方によるお囃子もあります。秋なのでおみこしも担ぎます。
皆さん楽しみにされているので天気が良いことを願っています。
今日は鶴舞公園にて、フットベースボール大会が開催され、天白ワークスからも利用者の方が参加されました。
事前の練習から気合が入り、今日の日を待ち望んでの参加です。
結果の方はちょっと残念なものでしたが、試合から戻ってきてから、今日一日の武勇伝を聞かせていただきました。
こう投げて、ああ蹴って、等々熱い話が続き最後は親指を立てて話を締めくくられました。
今日の体験を自信とし、明日からまた元気に過ごせていただけることを確信した次第です。
昨日、法人の各事業所の家族会の皆さんが集まって、合同交流会がおこなわれました。毎年、合同研修会という名前で学習会を開催されていますが、今年はオペラを中心に活動している男性2名の日本歌曲を鑑賞するという企画でした。統括本部長と各所長が簡単に挨拶をさせていただいたあと、理事長から、オペラということもあり、芸術に触れることの意味、家族会が交流の機会を持つことの大切についてのお話がありました。
本日のメインである日本歌曲は、家族会の皆さんがよくご存じであろう選曲がされていて、皆さんうっとりと聴かれていました。最後の曲が終わると「ブラボー」の声がかかり、スタンディングオベーションも起こりました。アンコール曲に「荒城の月」をお願いして出演者と家族会の皆さんで合唱もしました。本物の歌声を目の前で聴く機会はなかなかありません。本物の魅力に触れて、心地よい時間を過ごすことができ、心癒されたのではないでしょうか…
音楽のあとは、屋上に上がって、お茶とお菓子でのおしゃべりタイムのスタートです。お花を鑑賞しながら、少し風が強く寒かったですが、お話も弾み、文字通り交流がおこなわれていました。
ボランティア通貨「メイト」で交換できる商品をホームページ上でご紹介できるようになりました。現在、焼き菓子はクッキー、陶器はカップとお皿程度が載っているだけですが、徐々に増やしていくつもりです。ぜひ、一度ご覧下さい。
すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、TOPページの写真が花の景色に変わりました。最初に載っていた写真を見て「あの人たちは誰なんだろう?」「新しい事務センター職員なの?」「こんな職員いたかな?」といった感じで、家族会の中ではひそかに話題となっていたようです。確かにレジデンス日進の地域交流スペースで撮ったような感じで全く違和感がありませんでしたが、社会福祉法人の雰囲気を伝えるためのイメージ画像で、場所も人も名東福祉会には関係のないものでした。
ホームページを開くと最初に出てくる画面ですので、今後は、できる限り名東福祉会らしい写真を選んでいきたいと思います。
今週末の26日(日)に、天白公園を会場に、天白区区民祭りが開催されます。
天白ワークスも、陶器とクッキーを販売します。
お天気にも恵まれそうですので、皆さまおさそいあわせの上お越しください。
昨日2回目のバスハイクに行ってきました。今回は日中活動でデイサービスの2階を利用されている方です。前日は空模様があやしく夕方からどしゃぶりでしたが、”晴れてもらわないかん”と言う利用者様の願いが届いて当日はお天気になりました。
行先は滋賀県です。「あきんどの里 千里庵」ですき焼きを食べ(近江牛)、里を散策して「琵琶湖博物館」をじっくり見学して、皆様ご家族へのお土産選びやお買い物を楽しまれました。戻られた直後から楽しかったよ~、また来年も行きたいね~と言って下さっています。
名東福祉会には合同役員会というものがあります。スタートは、奈々枝会長がまだ理事長をされていたころにさかのぼります。奈々枝先生のお話を聴かせてほしいという家族会の役員さんが集まって始まり、奈々枝先生を囲んで夢を語り合う場となりました。奈々枝会長が亡くなられてからは、少しずつ様子が変わってしまい、現在は、事業所間の情報を伝え合ったり、法人の現況報告をしたりといった感じになっています。日頃は、どうしても毎日利用している事業所のことだけを考えてしまいがちですが、家族会の方々が主体的に名東福祉会という法人全体を考えようという、私なりにとても意味のある委員会だと思っています。今日、その合同役員会がありましたが、第235回でした。この開催回数の数字に継続することの重みを感じました。
本日の委員会の内容は、いつものように各事業所の報告や法人の現況報告のあと、今月28日に開催予定の『合同交流会』のことについて打ち合わせがありました。毎年、合同役員会が中心となって研修会を企画されるのですが、今回は研修ではなく、オペラということで、交流会となったようです。理事長のあいさつ、オペラ、屋上でのティータイムといった当日のスケジュールの確認から、お茶はどこで沸かす?コーヒーと紅茶でいいかしら?靴を入れる袋は?といった具合に、細かなことまで丁寧に確認されました。役員さんは企画から当日の準備まで大変なお仕事だと思いますが、和やかに打ち合わせが進んでいきました。当日はお天気になって、大勢の方が参加してくださることを楽しみにしてます。
昨日、レジデンス日進の日中活動でバスハイクに行ってきました。メンバーは、デイサービスの1階で活動している方と上ノ山の作業棟で仕事をされている方です。台風の到来・季節の変わり目の体調不良など心配事はありましたが秋晴れの下、皆さん元気に参加できました。
行先は、駒ケ根高原家族旅行村アルプスの丘です。お昼はバーベキューを食べ、食後はゴーカートや自転車を楽しまれました。また、ご家族やお友達へのお土産選びを楽しまれた方もいました。
2週間後には、今回お留守番だった方が出かけます。皆さんお知らせを楽しみに待たれています。21日も天気にな~れ!!
一昨日、名東福祉会後援会プロジェクトチームの打ち合わせがありました。プロジェクトチームには、後援会の役員さんとは別に、活動内容に関心をお持ちの方々が参加されています。今回は、法人の活動をお手伝いしてくださるボランティアさんを募集するための広報誌を発行しようということで、その中身が検討されました。
まず、広報誌の名前は、メイトポイント等の活動をおこなっていることから「メイト通信」、第1号には、①現在活躍中のボランティアさんの人数、②実際の活動内容、③事業所が求めている活動、④活動日、⑤ボランティア登録などを載せようということになり、原稿の割り振りをしました。次回は1ヶ月後ですが、原稿を持ち寄って内容確認をします。それからの発行になりますので、なんとか年内に出せれば…というところです。参加されているメンバーは、各事業所の家族会の方々なのですが、本当に前向きに法人のことを考えてくださっています。そんな皆さんと一緒にお話をさせていただくことは、私にとって、とても貴重な時間となっています。
大きな影響もなく台風が去っていきました。
被害がなかったのは幸いでしたが、事業所にとっては開所できるかどうか微妙な時間だったこともあり、ちょっと寂しい一日でした。
一方で、大きな風は去りましたが、小さな風邪がはやり始めています。
今年は喉にきて鼻にくるようです。皆さんお気を付けください。
メイト活動をスタートさせてちょうど1年半が経過することになりますが、今日現在、一般のボランティアさんと利用者のご家族でボランティアをしてくださっている方を合わせると会員者数は99名になります。ボランティアの皆様には、各事業所の活動にご協力いただき、感謝申し上げます。
ボランティア登録をしていただいた方には、メイトポイントカードをお渡しして、活動毎にスタンプを押させてもらいます。その際に、ボランティア活動の種類を(K)利用者の工賃に関わる作業のお手伝い、(M)メイト活動に関するお手伝い、(G)事業所の行事のお手伝い、(K)お掃除や花壇づくりなどの環境整備の4つに分けています。法人本部で種類ごとに集計をしていますが、数字から見ると、この1年半は、就労継続B型のあるメイトウ・ワークスと天白ワークスは作業のお手伝い、施設入所支援をおこなっているレジデンス日進は環境整備の活動が中心となっています。
メイト会員を増やしていくためのボランティア募集については、後援会が動き始めてくださっています。漠然とお願いするのではなく、具体的にわかりやすく依頼をするためには、まず、現在ご活躍いただいているボランティアさんの活動状況をまとめて、それを紹介するような形で募集していけないだろうかというところまで話が進んでいます。
名東福祉会の後援会には、屋上庭園づくりのプロジェクトがあります。毎週水曜日の午前中に4~6名の方がボランティア活動として屋上の整備をしてくださっています。以前から、個人的に屋上をきれいにしてくださっていた方もみえましたが、プロジェクトが立ち上ったことにより、日々進化し続けています。
植物を育てること自体に十分に魅力があるのだと思いますが、集まっておしゃべりできる空間としての魅力も大きいようです。皆さん黙々と園芸作業に取り組まれていますが、必ずティータイムもあるようで、ひとりひとりが持ち寄ったフルーツやお菓子を頬張りながらお話が弾んでいます。昨日は、屋上のミントを使った『ミントヨーグルトムース』をお裾分けでいただきました。メンバーのおひとりの方が作られたそうです。ちょうどお誕生日の方もいらしたとのことですので、ティータイムはお誕生日会だったのかもしれません。いただいたミントヨーグルトムースは、濃厚なムースにミントの香りが爽やかで、とても美味しかったです。
毎月第3火曜日にメイトウ・ワークスの更衣室で行われる「マーガレット」さんは、家族会の有志で集まる手芸サークルです。平成18年に発足し、現在12名の方々が参加されています。障害のある子どもの話、家族の話や健康の話、将来の夢や不安など、気の置けないサークル仲間ならではの女子バナはいつもにぎやかです。
手作り品は、施設の店舗、名東区福祉まつりや区民まつりなど、地域のイベントでメイトウ・ワークスの商品と一緒に販売しています。ポーチやキーケース、鍋つかみなど使いやすさと丁寧な作りでリピーターもたくさん来場されます。
先日は例会後、残暑の中グランドの草抜きと花壇の手入れをして下さいました。いつもありがとうございます。季節の花々や手作り品は、毎日忙しく作業する私たちに、物作りの楽しさを思い出させてくれます。今後ともよろしくお願いいたします。
13日、14日と、天白ワークスの秋の風物詩となっている、せともの祭りに出店してきました。実際のところ、ここ最近は○○ショップに押されぎみで、売り上げは10年前の10分の1ほどになってきています。それでも利用者の皆さんが制作されたお皿やコップが誰かの手に渡り、使っていただける貴重な機会ですので、職員も気合を入れて販売してきました。また、今年は天白若手の新進気鋭作家もデビューを果たし、「素敵な作品ですね」とのお声も頂き、上々のスタートとなりました。
三連休の土・日に瀬戸市でせとものまつりがありました。名東福祉会は、天白ワークスを中心に毎年出店しています。暑い中、連日陶器販売してくださった職員の皆様ご苦労様でした。販売しているテントの下で、長年陶芸活動を支えてくれている職員から、そろそろシンポジウムをやれたらと思っているんですが…という話がありました。確かに名東福祉会では30年を超えて陶芸活動をおこなっています。続いていることにはそれなりの意味があるのですが、それが何であるのかは最近語られていないような気がします。制度も変わってきています。少しずつですが若い職員も増えてきています。陶芸活動の位置づけを再確認する良い機会なのかもしれません。おそらく、陶芸活動を振り返りは、陶芸活動にとどまらず、利用者支援全般につながっていくのではないかという感じがしています。シンポジウムなどという大きな企画は無理にしても、法人内でまとめてみることはできるかなと思っています。私は、販売のお手伝いをするわけでもなく、日曜日にふらっと覗いただけなのですが、「いい話」ができました。
先程、当法人の所長会で新しくなったホームページの使い方を確認をしました。様々な機能があるので使いこなすまでは相当な時間がかかりそうですが、まずは、ブログで各事業所の様子を伝えていこうということになりました。私は、今回がホームページ初投稿ですが、これから少しずつ名東福祉会の動きを伝えていけたらと思っています。
昨日は教育センターで名古屋手をつなぐ育成会の創立60周年記念大会・名古屋市知的障害者福祉大会が開催されました。
式典で、名古屋市長より援護功労の表彰をしていただきました。あつく御礼申し上げます。
大会では、この4月から試行されている「障害者総合支援法」を題材に、厚生労働の福祉人材対策室長補佐の関口彰氏と全日本手をつなぐ育成会常務理事の田中正博氏の対談がありました。
対談を聴講していて、印象に残ったのは次の3点です。
1 グループホーム、ケアホーム、小規模入所施設が一元化される
2 障害者と一般の人たちの間に立ちはだかる社会的な壁を取り除く研修や自主的な活動が必須事業化される
3 自治体の物品は障害者施設から優先的に購入する法律ができる
名東福祉会では、ナイトケアとして、すでにレジデンス日進と上ノ山ケアホームを一体的に運営しています。障害者総合支援法が名東福祉会の実態に近くなります。これからはさらにグループホームを数多く設置していかなければなりません。障害者総合支援法によって、旧来の施設の壁を越え、地域の中で本人の希望にそう形で多様な形態の生活の場を作っていく事が今までよりもやりやすくなると思います。
地域住民の理解は障害がある人たちが地域の中で自立した生活を送る上で必須の事柄です。2は理解を広げるために自治体が必ずやらなければならない事業になっていくことを意味します。もちろん、自治体が直接やるのではなく、地域の住民や団体の活動を応援する形になります。
名東福祉会ではボランティア推進事業として独自通貨制度である「メイトの実践」が始まりました。この事業が名古屋市や日進市の必須事業として位置づけられた啓発事業とリンクしつつて広がっていく事を目標としなければならないと思いました。
障害者総合支援法になって、就労継続支援B型(いわゆる「生き甲斐的な作業活動」)がややもすると脇役的な存在になりつつありました。昨年来、全国の施設から「作業は知的障害者にとって大切な活動」であることが指摘されています。今後、自治体の物品が施設が生産した物品を優先的に購入していただいたり、清掃作業などの委託作業を発注していただけるようになると、施設に活気がでてくると思います。やはり人の役に立ち、喜ばれる活動をすることが生きていく上では大切です。この分野の充実は引き続き追い求めていきたいと思います。
現在は厚生労働省のホームページに総合支援法関連の資料が公表されていて、誰でも読む事ができます。しかし、重要なポイントや法律の背景にある施策のねらいのようなところはやはり担当者の「個人的な意見」でしか聞く事ができません。厚生労働省の担当官の生の声を聞けたのは大きな収穫でした。手をつなぐ親の会の方々には舞台裏でたいへんお骨折りいただいたと思います。ほんとうにありがとうございました。
施設の経営を安定させ利用者の人たちの生活をより質の高いものにするためにはボランティアが必要となります。
・ボランティアひとりひとりの強みをよく知り
・ボランティアの強みに合わせた業務を企画し
・ボランティアが働けるよう施設の環境を整え
・ボランティアに対する指示を具体的で明確なものにし、
・ボランティア活動内容と成果を把握し、
・ボランティアのスキルアップを支援し、
・ボランティア間の連携を促進する
こうしたことがボランティアの振興には不可欠です。
ボランティアの行為に依存し、まかせっきりのボランティア活動では、ボランティアをするにしても、はりあいもありません。
ボランティアの働きの成果について、施設職員が詳細に知らないようでは情けがありません。
「無償でやっていただいているのだから、もっとやり方を変えてほしいけど言いにくい。」では失礼です。
ボランティアの方も施設に要望や意見をしっかり述べるべきです。
すべてが利用者の幸せにつながります。
ボランティアの方が清々しい気持ちで施設に協力することができるかどうかは、私たちの心がけ次第です。
チクセントミハイの「フロー体験入門」はとてもわかりやすくていいですね。
日常生活のなかで人生をより良いものにしていくために、心理学がどのように役立てるのかがテーマですから、私たちの施設のプログラムを構想する上でもたいへん有益です。ほんとうにありがたいです。
その中に、「毎日の活動における体験の質」を表にした物がありました。
幸福 モチベーション 集中 フロー
生産的活動 ー ーー ++ +
食事 ++ ++ ○ ー
レジャー活動
テレビ ++ ++ ー ー
趣味、スポーツ + ++ + ++
ーはネガティブ、つまり効果がない
+はポジティブ、つまり効果的
++は非常にポジティブ。
ーーは非常にネガティブ。
○はどちらでもないです。
実際はもうちょっと詳細に項目が列記してありますが抜粋させていただきました。
「生産的な活動」は幸福感とモチベーションがネガティブですが、「集中」と「フロー」をもたらしてくれます。
「食事」は幸福感とモチベーションについてはとてもポジティブですが、フローには関係がない。
次にレジャー活動です。
「テレビ」を見る事は、幸福でモチベーションも高いけれど、集中するわけでもないし、フローももたらさない。
「趣味やスポーツ」は幸福感、モチベーション、集中、フローともにポジティブです。
利用者の人たちにプログラムを「選択」してもらうと、次第にレジャー活動のウエイトが増えて行きます。これはポジティブ心理学が教えるところから見ても、おそらく本当だと思います。
今、福祉施設では、もっぱら、利用者が自らプログラムを選択できることを重視します。固い言葉で表現すると「自己権利擁護」なんていいます。大切なことですが、これはくせものでもあり、危険でもあります。使い方を誤ると、利用者のチャレンジや健康を阻害することもあるからです。
趣味の活動は幸福感をもたらしてくれるし、モチベーションも高く保てるし、ものによっては集中力も鍛えられるし、フローだって体験することができます。
でも、レジャー活動だけに生活を限定してしまうと、失う物が多いとチクセントミハイは警告しています。まあ、チクセントミハイにいわれなくてもそりゃそうだと思いますけど。
レジャー活動は、常に積極的に関わるものばかりではありません。例えばテレビを見るなどの受け身的なレジャーの場合は、集中もフローもありません。
受け身的レジャーの例としては
・好きな場所を見つけてたむろす
・日がなベンチに座って想いでにひたって過ごす
・好きなカフェで時間をつぶす
・好きな漫画や雑誌を読む
・テレビに向かう
などなど。
こうした活動は、幸福感をもたらしてくれるかもしれませんが、人生において交流する人を失い、目標も失いかねません。新しい知識、技能やチャレンジの機会など、失うものも多いと思います。
「ひとりでいて何もする事がないときに、人々はより多く病気の兆候を訴える」
というのが保健衛生の知見が教えるところでもあります。人生の質とかいうレベルだけではなく、健康そのものに影響がでてしまうというわけです。逆に、目標に集中すると、身体的健康さえ増進するそうです。
昔から、「楽あれば苦ある浮き世の習ひ」といいます。楽しているだけでは一般の生活者であれば破綻は免れません。度がすぎれば「依存症」とよばれてしまいます。
受動的レジャーに対して、積極的レジャーもあります。
・踊りやダンスを覚える
・太鼓を叩く
・歌を歌う
・絵や陶芸作品、木工品などの美術作品をつくる
こうしたものは幸福感やモチベーション、集中やフローも同時にもたらしてくれます。
ただ、積極的レジャーは最初はだれしもうまくできなくて「苦痛」であったりするから難しいです。へたをすると利用者に選択をしてもらえないかもしれません。まあ、本人にあった活動の場をセッティングし、難易度を調整して、本人の力となるようコーチングしながらスキルとチャレンジを高めていくしかないのですけどね。
こうして考えると、生活の質を高めるためには、生産活動や趣味の活動、食事や休息などいろいろなバランスを保つことが大切であることがわかります。
その上、それぞれの体験の質が問題です。
生産活動もできれば収入のためだけではなく、趣味に近づけるような活動であると幸せです。
趣味の活動も集中やフローをもたらすような、チャレンジ溢れる活動が望ましいと思います。
福祉施設の支援員は自己を律してかかる必要があります。
その上、利用者の人にとって未知の活動を提案しなければならないときは多くの場合挫折を繰り返します。
やっぱり支援員はたいへんな職業だなあと思います
利用者の良い人生をいかに実現するのかにいつも心がけ、気を配り、エネルギーを費やしている施設はいい施設だと思います。
利用者の「個別の支援計画」を考えることは絶対に必要な作業です。
利用者にも、職員にも、家族にも、日々の活動に満足と充足感が起こるよう、明確な目標が必要です。
利用者本人、職員、家族がそれぞれ協力し合って、利用者の強みを生かす個別計画を立案することが肝心です。
やはり利用者の個別支援計画を大切にする施設が良い施設です。
利用者だけではなく、職員ひとりひとりにも強みがあります。
職員一人一人の満足感や充足感も微妙に違いがあると思います。
職員のひとりひとりの強みを生かし、ひとりひとりの個別目標を大切にし、それを全体の活動に反映するよう努力できる施設が良い施設だと思います。
同じように、家族にもひとりひとり強みがあります。
名東福祉会は家族会や後援会がその強みを生かしてきた歴史があります。
ただ、家族の場合は愛情の強さ故に時として個々の目標がぶつかり合うことがあります。
それでも、なんとかそれぞれの個別目標をすり合わせて全体の目標とすることができる施設が良い施設だと思います。
さらに、地域の独特の強みがあります。
農村地帯、工業地帯、住宅街、商店街・・・いろいろな地域ごとに強みがあります。
その強みを生かしてこそ、良い施設です。
メンバーの強みを生かすわけですから、ポジティブな施設です。
もちろん、手間がかかりますしなかなかいい答えが見つからないかもしれません。
もたついた感じがしますから、策定に時間がかかり、リーダーシップの不足というご批判を受けるかもしれません。
それでも、矛盾を克服し、お互いが歩み寄って、それぞれの人生をより良いものにするにはどうしたらいいのかを常に考え、少しでも共通の目標を見つけ出して全体の目標に昇華しようと努力する施設が、
障害がある人の幸せを実現するためには、やっぱりいい施設なんだと思います。
そういう施設と法人に私たちは成りたいと思います。
ポジティブ心理学には「フロー」という概念があります。
フローとは直訳すれば流水のことですが、心理学のフローは誤解と偏見を恐れずに簡単にのべてしまうと、心頭滅却して何事かに取り組んでいる状態のことです。幸福な生活をしている人はこうした「流れる水に身を任せたごとく、何ものかに動かされてしまう」ような時間を持っています。
ポジティブ心理学によると、こうしたフローが起こるときは、
・具体的な目標がある
・瞬間ごとに正しい動きをしたかどうかがわかる
・行動能力(スキル)と活動の難易度のバランスがとれている
・スキルも難易度も、本人にとって高いレベルが要求される
という条件があるそうです。
施設には黙々と作業を続ける人がいます。私たちの法人がとりくんできた陶芸の作業では、何度も受賞している人がいます。
この人たちが陶芸作業に取り組んでいるときがまさに「フロー」の中にいるときといえます。
自分自身も、こうした「フロー」を経験します。自分は職業的にはプログラマーですが、体にスイッチが入って、ソフトを設計や工夫が必要なプログラムをやっているときは時間を忘れてしまいます。
人間誰しも、目標がないことをするのは苦痛です。
やっていることが正しいかどうかがわからないと不安です。
あまりに難しいことになると、すぐに休憩が必要になります。
あまりにも簡単な事になると、たいくつで、なかなか苦痛です。
もちろん仕事ですから、いやでもやらなければならないときも多いのですが。
フローの最中は、我を忘れていますから、幸せであるとか楽しいといった事は感じませんが、一定の目標を達成して一段落すると、実に清々しい気分になります。
施設の作業では、陶芸作業に関わらず、利用者の人たちが作業に黙々と取り組んでいるときは、利用者の方々は「フロー」の中にいるようです。
名東福祉会の昨年度の作業活動の売上で見ると、
天白ワークスは499万円の売上でした。多い方から集計すると、
クッキー作業が190万円
下請け作業が122万円
陶芸作業が40万円
お米の作業が28万円
でした。
メイトウ・ワークスは317万円。同じように多い方から集計すると
縫製作業が200万円
下請け作業が69万円
陶芸作業が28万円
でした。
確かに少ないです。陶芸作業はかっては名東福祉会の一番の作業でした。陶芸製品の売上が激減したのは100円ショップ等の影響だと思います。でも、売上を度外視すれば陶芸作業はとてもいい作業です。「フロー」が起こりやすい作業だと思います。
「これをつくる」という具体的な目標がはっきりしています。
土に何か加工するたびに土が形を変え、結果が良かったかどうかすぐにわかります。
作陶は焼くまでは何度でもやり直しができ、スキルを高めることができます。
作業をパーツに分けることができるので、利用者ごとに難易度とスキルを最適なものに計画できます。
フローを起こす条件が全て整っているのが陶芸作業です。
かって名東福祉会では名古屋市内の民生委員大会などから手作り植木鉢や湯のみなどの数千個の大量注文をいただき、活気に溢れていたときもありました。
もちろん、現在行われている縫製作業や下請け作業も同様です。売上の多寡はさておき、作業プログラムは利用者のフローを生み出すことができるため、とても価値のあるものだと思います。
私たち支援者の使命は、利用者の日々の生活を幸福なものにするため、
利用者のスキルとバランスのとれた作業活動を多数生み出し、
目標が明確になる形で利用者の作業環境を整え、
結果を常に最適な形でフィードバックし続けることで
利用者の生活時間の中にフローを生み出していく
ために、利用者が利用できる作業プログラムを企画から製品の販売まで含めて常に改善していくことが事が極めて重要だと思います。
●利用者の「強み」を集めると楽しい生活になる
利用者の「強み」を知る事がアセスメントの第一歩です。先にも書きましたが、「本人の希望している生活のありよう」に本人が持っている「強み」があると考えられます。
利用者の強みには「個人的な強み」と「生活環境の強み」があります。
●本人の強みの具体的な例
笑顔で人を和ませることができる
踊ったり歌ったりして人を楽しませることができる
介助など、手伝ってほしいときにはしっかりと意志を伝えることができる
好き嫌いなくよく食べて健康である
人には真似できない芸術的な作品をつくることができる
与えられた役割を必ず実行する
根気づよく作業を続けることができる
いつも人に感謝することができる
いつまでも疲れを知らない
利用者の日常について、職員同士で雑談をする時間は大切だと思います。
「今日のカラオケ大会で○○さんがめっちゃ盛り上がって・・・」
「今日、陶芸の作品が焼けたとき、○○さんが『これ持っていっていいぞ』って私にくれたんだわ。」
「ソフトボール大会でエラーしっちゃったとき、○○さんがなぐさめてくれてさあ」
こういう会話の中に、本人の強みがあります。
●利用者の希望が引き出される行動
利用者の希望が引き出されるようにするには、雑談も大切ですが、利用者とのかかわりが大切なのはいうまでもありません。
話を良く聴いてもらえる
楽しい事を利用者の仲間、職員、家族といっしょにやる
選択を尊重してもらえる
うまくできたことについて褒めてもらえる
成功を祝ってもらえる
目標を職員や他の利用者といっしょに考える
人の役に立つ活動を実行して自信がつく
いつもと違う選択肢が他にもみつかる
こうした事柄が、利用者の希望を引き出します。
反対に、本人のやる気を失わせることがらがあります。
・子どもあつかいされる
・大声で怒鳴られて怖い思いをする
・失敗したことやこだわっていることを厳しく非難される
・職員に失礼な態度をとられる
・ケースワーカーに約束したことが実行されない
・選択ができない
●施設の強みが利用者の強みを生かすことに結びついている
利用者の強みには「利用者が生活している環境の強みが」あります。利用者が生活している環境として、施設は今利用者に選ばれています。とすれば、私たちには環境の強みを増やすようにする責務があります。
利用者の強みを知っていて、
いつも利用者の強みをさらに生かしていくような目標設定を考え、
環境を常に改善している施設
は利用者の強みをさらに高めるように、新しい目標や新しい選択肢を提案することができます。施設の運営で、特に大切なのが利用者の強みを引き出すような資源や活動が施設活用のレパートリーに用意されていることです。
そして、利用者の「強み」を生かす活動を選び、実践することを中心に施設の「次の活動計画」を練り上げていく事が望ましいと思います。
具体的には
・利用者の今の強みを知るために努力を惜しまない。そのために、ケース会議を時間を見つけて頻繁に行っている
・利用者の新しい目標の実現に真剣に取り組むことを重要視している。そのために、利用者ごとにキーパーソンを配置している
・生活空間をより快適なものに改善する(利用者の意見を聴いて)
・利用者に合った作業を見つける努力をする
などなど、施設の活動が利用者の強みを大切にして組み立てている環境です。