昨日、名東福祉会の各事業所の家族会がまとまった形となる合同家族会の研修会が、講師に尾張東部成年後見センターの住田センター長をお招きして開催されました。合同家族会研修会は毎年おこなわれていて、以前にも後見人制度について学習したことがあるのですが、よく理解できないまま年月が過ぎてしまい、もう一度しっかりと学ぼうということで成年後見をテーマにした研修会が設定されたようです。
住田センター長が、成年後見のメリット、デメリットを非常に明確にお話してくださったので、とてもわかりやすく、家族会の皆様の成年後見に対する関心度が高まったのではないかと思います。
特に興味深く聴かせていただいたのは、親が手続等ができるうちに成年後見制度を利用して、実際に後見人になった方が我が子にどのような対応をしてくれるのかを見守っていくという形もあるのではないかというご提案でした。知らない方に後見人をお願いすることへのご家族の不安は大きいのだろうと思われます。ただ、見守っていくという意識を持つことができれば不安もある程度は軽減されるのではないでしょうか。
ご家族の不安というお気持ちに関連することだと思うのですが、以前から法人で成年後見をやってほしいというお話を伺っていました。これは、法人にお願いすれば大丈夫だろうという信頼の表れであり、喜ぶべきことではあるのですが、それは無理のあることを繰り返しお伝えしてきました。今回の研修会で、この点についても明確な説明をしていただくことができましたので、家族会の方々にもご理解いただけたかと思います。
住田センター長には丁寧にお話をしていただきありがとうございました。これから尾張東部成年後見センターにお世話になることがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。