昨日は節分、レジデンス日進でも豆まきをしました。レジデンス流の豆まきは小袋に入った豆をそのまま投げるスタイルです。このやり方は、豆があちこちに散らばることもありませんし、後で食べる時も袋から取り出すだけで食べやすいです。
今回も職員が鬼に扮して登場してくれました。利用者の皆さんが「鬼は外」の声で鬼を退散させました。レジデンス日進に「福」がやってくるといいのですが・・・ レジデンス日進では季節感のあるイベントを大切にしています。
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レジデンス日進が日中活動に「自立課題」を取り入れ、なんとか半年継続することができました。導入の経過を含め、これまでの流れを少しまとめてみたいと思います。
名東福祉会にはメイトウ・ワークス、天白ワークス、はまなすの日中活動事業所があります。レジデンス日進の日中活動についても、3事業所同様に、方向性のはっきりした活動を提供したいという思いはありました。ただ、入所施設の大きな役割が生活支援であることから、夜間支援の充実が先行される課題であり、職員の体制上の影響などから、季節感のあるイベントや月1回の和太鼓・音楽療法、週1回の創作活動は積極的に企画されていましたが、日常的にはやりとりの手段としての位置付けで下請け作業の提供が続いていました(「工賃」を意識できる人には安定的に下請け作業の提供をおこない、毎月の工賃をお支払いしています)。
レジデンス日進の約半数の利用者が自閉症ということもあり、常に不適切な行動への対応に追われ、悩み続けています。このような状況の中で、昨年、職員から新たな試みとして日中活動に「自立課題」を取り入れてはどうかとの提案がありました。この提案をきっかけにレジデンス日進の日中活動を大きく見直すこととなります。
「自立課題」に関しては、これまで実施した経験がなく、書籍、研修、実施されている事業所等を参考に、手探りの状態ではありましたが、約半年間の準備期間を経て、昨年の8月中旬から自閉症の人に特化した日中活動をスタートさせました。活動場所については、レジデンス日進本体に比べ刺激の少ない環境(レジデンス日進から少し離れた上ノ山作業棟)を用意しました。
また、「自立課題」が自閉症の人のみに有効なプログラムではないことから、レジデンス日進本体のデイサービス2Fでは、上ノ山作業棟と同様に課題を複数用意しています。実際には、「物が並べられる」「物を積める」「引っ張ることができる」といった利用者のできることを意識して作成されています。
上ノ山作業棟では、ひとりひとりが継続しておこなうことのできる課題を個別に用意します。デイサービス2Fでは、課題を職員が選んで提示するのではなく、利用者自身が主体的に選ぶことに期待し、その都度好きな課題を選んで活動してもらうスタイルになっています。
現時点では、課題が準備でき、大まかな動きが確定したところですが、今後、この「自立課題」がどのように発展し、利用者の満足に結びついていくのかは、私たちにとってむずかしくもあり、楽しみな課題でもあります。
現場での実践については、次号のWORKSで紹介したいと思います。