「おはようございます。」
11時ごろ、レジデンス日進のお母さんたちが部屋へ入ってきました。
いつもいつも施設のまわりやいたるところをせっせとお掃除したり、花の世話をしてくださる人たちです。
今日は朝から寒くてストーブにかじりついていた私は、
「あいかわらず、寒さにもめげず元気なお母さんたちだなあ」
と思いながら見ていました。するとテーブルの上に、次から次と大小の「ふきのとう」が並べられて行きます。
私は思わず大きな声で
「あっ、春が来た!!」
と大喜びしました。
「庭を掃除していたら、見つけたんです」
とお母さんたち。外気は2度。庭の掃除を終えて春を届けて下さったことに心から感謝しました。
さあ、寒さなんかに負けずに、私もがんばろう!!
2008年2月18日のアーカイブ
福嶋先生、これからもよろしくお願いします
知的障害者福祉施設は「精神科医」を嘱託医をおかなければならないとある。
しかし、よく考えてみればこれはおかしい。もともと医師免許なるものは特に診療科ごとに免許が下っているのではない。医師は国家資格だが、診療科は何を標榜してもよいことになっている。例えば内科医が精神科とか神経科の看板を掲げてもとくに問題があるわけではない。
そこで、嘱託医の要件について県に確認したところ、
「知的障害者の診療に相当の経験を有する医師であれば精神科の医師でなくてもよい」
との回答を得た。規制緩和というか、実態に合わせての改革というか、ともかく大いなる前進といえる。
レジデンス日進の利用者は地域の名医として名高い、福嶋ファミリー内科に行って診てもらうことが多い。そうしたところから、福嶋先生はレジデンス日進に「ボランティア」で無料診療していただくようになった。
この先生はすごい先生だ。
無料診療だけではなく、休日にはドクターズバンドと称して、ドクターだけのバンドを引き連れて施設に乗り込んでくる。
レジデンス日進の看護師も福嶋先生が來所されると、誠にいきがぴったりあった看護報告を行っている。もちろん利用者は大喜びだ。
大喜びなのは「バンドの先生」が来たからではない。ひとりひとりの生活の悩みを含め、利用者の健康をよくよくご存知であるからだ。これ以上、知的障害の本質をご存知の医師はこの地域に福嶋先生をおいて他にあるまい。
私たちは地域のお医者様でもあるし、この先生に心底惚れ込み、嘱託医になっていただきたいと思っていた。いや、実態は私たちが頼りとする医師であった。しかしこれまで精神科医でなければならないとされていたので愛知県に嘱託医として登録することはできなかった。
でも、どうしても福嶋先生になっていただきたいと愛知県に問い合わせたところ、そうした回答を得ることができた。
ありがたいことだ。ほんとうに正しい願いは通じるものだと思う。