手をつなぐ育成会の東海北陸大会に出席させていただいたので、一言なりともこの地の育成会の会員さんにも報告して時の動きを知っていただきたいと思い、日進市の手をつなぐ育成会の定例会に出席させていただきました。当日は15名の出席で、会長の報告や私の報告の後、それぞれが思っていることを発言しました。
日進市の育成会の会員のお子さんたちは大方の方が通所施設を利用している方で、ごく一部の方が一般の企業に就労している方です。話は今回の区分判定の話になりました。大部分の人が判定が軽すぎるということで今後の対応方法がどうなるのか、質問というよりも不安な気持ちを訴えておられました。
会員のみなさんのお子さんに自閉や知的障害があることは間違いありません。これまでも医師や相談所にそのように診断されてきました。学校も特別支援教育を受け、社会福祉のサービスも受けてきました。それが、一夜明けたら障害者ではないといわれたのです。本人が変わったわけではありません。不安な気持ちになるのは当然です。
障害があるこどもの子育てを懸命に行い、卒業した後まで学校の先生に応援を受け、作業所の職員やご近所様や働いている就労先の雇用主さんの理解と協力でなんとか今をつないでいるのです。その支援の輪があってはじめて「障害が軽減されている」のです。ハンディがなくなったわけではありません。
がんばってきた人が区分判定から一夜明けて障害者でなくなり、様々なサービス利用に制限が設けられてしまう。逆に、こどもをほったらかしにし、問題を助長するような対応を重ね、ますます孤立と問題を深めるような育て方をするとたくさんのサービスが受けられる。そんな理不尽なことがあっていいのでしょうか。
国は判定が不服な場合には不服申し立てをしてくださいといいます。でも、窓口に「なんとかなりませんか」と不服を述べても、頑として受け付けない姿勢だといいます。日進市の育成会ではすべての会員から同じような発言があるので、早急にまとめて市へ申し入れようということになりました。