日進市はこのたび新しい障害者自立支援法のもとに障害福祉計画を策定することになり、当会の山田さんと林和子さんが日進市福祉計画策定委員として決定し、第一回の委員会が行われました。

 市町村にとって、障害者自立支援法の中で、今後、地域福祉の計画や予算をどのように策定するのか具体的な数値目標を明確に出さねばならない時期といえます。

 ともかく、名東福祉会としては幼児の発達障害や自閉や知的障害のためのデイサービスを始めとして、現在特殊学級や養護学校卒業後の児童の行き場を確保していきたいし、グループホームやケヤホームといった居宅の場をすでに計画しているし、移動支援やホームヘルプサービスなどをひっくるめて地域生活支援事業をやらねばならぬし、その中で、本人のスポーツやレクリエーションについてもやっていくべきだと私は思います。

 そうしたところに三上さんが陶芸部長になって「地域の陶芸教室をやりたい」という提案を出していただいたので、これは知的障害者の就労支援にもなるし、高齢者の人にとっても社会資源になるので、日進市にとっては価値があるたいへん夢のあることだなあと思っています。

 ちょっと思いついただけでも、どんどんアイディアが沸いてきます。当会として、きちっと文章化して行政を始め、福祉計画策定委員に提案し実現を図りたいです。

 これからの福祉はこうして、地域に住んでいる人たちが手作りでつくりあげていき、それが街の文化となり、市の行政になり、愛知県の地域福祉につながっていくのではないでしょうか。支援費の単価が安いの、高くなったのと一喜一憂している間に、大切な事が素通りしてしまわないように、私たちひとりひとりの力を合わせてがんばりましょう。

2006年9月7日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝