妹の13回忌にあたるので、遅まきながら姪といちばん末の妹夫婦とお骨を納めに、伊勢路を走りました。山は蒼く、どこへ行っても桜が満開で存分に日本の春のよさを満喫してきました。
姪が私に気遣って、ホテルに糖尿病の人向きのお料理を注文しておいてくれたはずですが、出てきたのは見るも豪華な鯛の船盛りです。久しぶりのご馳走にはしたなくも食べるわ食べるわ・・・。おかげで夜中は「ウン ウーン」とうなって寝ていたそうで、お恥ずかしい限りでございます。
こうやって年をとってくると、日常生活が「食べれない」「歩けない」から始まって、すべて消極的になり、面倒になり、もうどうでもいいわ・・・となってボケてゆくのですね。
ボケない方法は、何事にも積極的に取組、粗食であること。同級生たちが認知症になってゆくのを見て、身震いするほど怖かったのですが、同じ同級生の中でもいつまでも若々しく、楽しい人生を送っている人もありますので、私も年を忘れて、なにごとにも前向きに日々を送りたいとおもっております。
ただ、私のような人間にとって楽しみといえば知的障害者と生活をともにすることくらい。いろんな会合に出席させていただいても、福祉以外のことはほとんどしゃべることもできないような人間ですので、やっぱりこの仕事をいただいていることには、つくづく感謝するしだいです。
名東福祉会では、本年度から新しく児童のための行動療育センターを日進市浅田町上ノ山でオープンします。また、その近くのメイ・グリーンにおいて新しい事業にも取り組もうとしています。一方、今までの事業をきちんと実施していくことも大切です。障害福祉はたいへんな危機にあり難しいことばかりですが、1日1日をこの人たちとともに歩んでいける幸せを感じる春です。