糖尿病と腎臓病によって歩けなくなってしまいました。
「足の1本や二本、なんてことはない、はい切ってください」
とお医者に言おうと思いましたが、いざ無くなってしまうと思うと、こんな、小さな足の小指1本でもいとおしくなり切断をすることは選べません。
腎臓病のほうは大学病院で腕に針を入れやすいように手術をし、やっと退院したので、自宅の近くの病院へ一日おきに透析に通うようになりました。
なにごともやってみなければその辛さがわからないものです。あるとき、
「こんな痛い思いをするくらいなら死んだ方がましだ。」
と娘に愚痴を言ったら、ひどくしかられたので、それからは愚痴をいうことも控えています。
このところ、ほんとうに毎日、いろんな人がお見舞いに来てくれます。みなさん、異口同音に
「想像していたよりも元気でびっくりした」
「元気な顔をみて元気をもらえた」
とおっしゃってくれます。こんなむさ苦しい顔をみて何が・・・と思ったり、何も役にたたず、さらに娘を縛り付けてと思ったりしますが、名東福祉会では職員の組織的な研修が始まり、着々と前に進みはじめたことを感じ、みなさんの元気の元になるなら、ひとつまたがんばらねばという気持ちになってきます。
ありがとうございます。